プロフィール
<有資格>
認定作業療法士 (日本作業療法士協会認定)
介護支援専門員 (ケママネージャー)
地域・整形外科領域でご利用者さんの「しんどい思い」を改善するセラピストとして、医療・介護保険外で活動をしています。
私は15年間に渡って、病院・クリニックでの勤務を経験し、医療・介護保険下でたくさんの患者さんに出逢ってきました。
リハビリを提供することで喜ばれ、感謝して頂ける機会も多く、とてもやり甲斐のある時間を過ごさせて頂きましたが、既存の医療・介護保険制度の枠組みだけでは思うようなリハビリを提供できないことも多く、葛藤を抱いてきました。
人々の健康寿命の延伸の貢献に向け、フレイル予防や地域リハビリについて関心を高めていく中で、東広島市の高齢化率は市内でも都市部圏域と中山間圏域の間では極端に開きがあること、介護保険の認定率の低さや訪問型サービスの給付率の低さなどが伺え、私の生まれ育った中山間圏域へのリハビリや2040年まで進むとされる超高齢化社会に不安を抱くようになりました。
そして、病院から外部に出た時、私に何ができるのか、地域の方が求める「健康と幸福とは何か?」、具体的に私ができるアプローチはどんなものがあるかと本気で考えるようになりました。
漠然とした「健康」と「幸福」という言葉への理解を深めようと、健康に関する研究を始め、2019年には福岡県で開催された全国学会で「地域リハにおける健康関連QOLの捉え方」について研究報告をさせて頂きました。
また、地域の方の健康を高めるために作成したプログラムの効果を確認し、2021年には「自身で体のメンテナンスを推進するプログラム(金友式FSMP)の開発」について研究報告と論文執筆をさせて頂きました。
一方、現場では医療保険下で「外来リハビリに十分に通えない方」、また、介護保険下でデイケアや訪問リハビリを利用することができず、「思うようにリハビリを受けることができない方」をたくさん目にする日常が続きました。
保険(医療・介護)、行政(予防)政策は、地域包括ケアが目指す中核的な基盤には成り得るものではありますが、すべての人が暮らす地域共生社会では、より多様なニーズが生まれるため、それを補うための多様な主体の参画が必要となります。
そのため、リハ専門職も活動の場も、もっと多様化(民間事業への参入)していく必要があると考えるようになりました。
地元、東広島市の地域の方々に希望の道を照らし(らいと・うぇい)、東広島市の中核的な基盤(保険制度、地域包括ケア事業)を支える第三の選択肢としてリハ専門職の民間事業への参入を広げていきたいと思います。
先の見えない「しんどい」思いをされている方、健康予防への関心の高い方に「価値のあるリハビリ」を届けるために。
広島チャレンジャーとしての挑戦を続けます。
<経歴・経験>
前職の整形外科クリニックでは15年間の臨床経験を積み、外来リハでは1,600人以上(12,000回以上のリハビリ)、通所リハでは800件以上のマネジメント、在宅指導経験250件以上、リハビリができる介護職員育成研修(キャリアパス制度)では10年間に渡って100回以上の講義(40名以上)を行っている.
2021年5月、「地域の方々の健康感を高めるために走りたい」とのコンセプトを掲げ、トヨタ自動車枠にてオリンピック聖火ランナー(東広島代表)を務める.
2022年に14年勤務した整形外科クリニックを退社し独立起業.現在、広島県作業療法士会の事務局副局長、学術部部員の役員を続けながら、リハビリの家庭教師® らいと・うぇい 代表 として活動中.
<取得資格>
◆ 作業療法士(国家資格)(2007年)
◆ 介護支援専門員(ケアマネジャー)(2014年)
◆ 認定作業療法士 (2019年)
<修了研修>
◆ 生活行為向上マネジメント実践者研修(2015年)
◆ 認知症生活行為支援指導者研修 (2017年)
◆ 広島県地域リハ専門職等人材育成研修 (2019年)
◆ 厚生労働省指定 臨床実習指導者研修 (2020年)
<所属会・役員>
◆一般社団法人 広島県作業療法士会(2007年~)
事務局副局長 (2015年~)
学術部部員 (2018年~)
◆東広島商工会議所 青年部 事業最適化委員会 (2022年)
採用特区委員会 委員会幹事 (2023年)
地域振興委員会 副委員長 (2024年)
◆2023酒まつり実行委員会 副実行委員長付幹事
<学会発表・論文投稿>
◆地域在住高齢者の健康関連QOLと体力測定・自覚症状との関係性-地域リハビリテーションにおける健康関連QOLの捉え方を把握する-.第53回 日本作業療法学会.2019.9
◆手根管症候群の手術を延期し,保存療法での加療に方針変更した患者の外来での作業療法.日本作業療法士会事例登録.2019.6
◆作業に焦点を当てたマネジメントにより,生活動作の獲得と野鳥を観るための外出ができるようになった症例.日本作業療法士会事例登録.2019.8
◆通所リハで疼痛マネジメントを取り入れ,バスでの外出が可能になった症例.日本作業療法士会事例登録.2019.8
◆筋膜自己修整プログラムの作成と有効性の検証
-疼痛認識と健康関連QOLに着目した非ランダム化比較試験-.
第26回 広島県作業療法学会.2020.3
◆疼痛自己管理支援プログラムの作成と有効性の検証-疼痛認識と健康関連QOLに着目した非ランダム化比較試験-.2021.10
らいと・うぇい
代表 金友 正道